20-21 プレミアリーグ プレー原則

【プレー原則予測】トッテナム編

投稿日:2020-10-12 更新日:

うえだともやと申します。日本の田舎在住、イングランドPL観戦が趣味の22歳です。今回はシェフィールド・ユナイテッドに続いてトッテナムのプレー原則について考えてみました。拙い内容ですが、ご自分の考えと照らしあらせて読んでみてください。

この記事は、20-21イングランドPL1~4節を観て考えたものです。

20-21シーズンのトッテナム

現時点で、今シーズンのPLでのスパーズ の戦績は2勝1敗1分。勝ち点7の6位につけている。さらに、得点数12、失点数5で差が7となっている。得点数はエバートン、レスターと並んでトップであり、失点数はアストン・ビラ、ウエストハムに次いで3位である。

各試合を見ていくと、

1節 エバートン戦 0 – 1 負け

2節 サウサンプトン戦 2 – 5 勝ち

3節 ニューカッスル戦 1 – 1 分け

4節 ユナイテッド戦 1 – 6 勝ち

と大量得点が目につく。サウサンプトン戦はハイラインの裏をとるという1つの攻撃プランで勝てた試合であり、前線のスピード、パスの正確さ、コンビネーションの熟練度というストロングな点が出せた試合であった。

一方で、ユナイテッド戦は、ラメラの挑発に乗っかってしまったマルシャルの退場という幸運により前半から数的優位となった特殊な試合であったことは見逃してはいけないだろう。

失点面で見るとクリーンシートの試合が存在しないことに気が付く。僕は、モウリーニョの戦い方は「少ない得点で守り勝つ」サッカーであると理解しているのでクリーンシートがないということは今後の懸案事項になるのではないだろうか。

20-21シーズンのフォーメーション

今シーズンのPLは今のところ4-2-3-1を採用している。守備時は4-4-2気味だがトップ下の個性によって変わってくる。

CHはホイビュアが不動でもう一人がウィンクスかシソコ、トップ下はエンドンベレ、ロ・チェルソ、アリで競っている。

SBもデイビスとレギロン、ドハティとオーリエで競っていくだろう。その他のポジションは不動である。

20-21プレー原則

攻撃について

ビルドアップ時、最終ラインは3バック化する。これは、相手の2人のプレッシャーに対し数的優位を保つことでボールを奪われないようにすることと、ゾーン2で幅をとる選手との距離を縮めることが目的であると考える。さらにハーフレーンに選手が配置できるので、前が開けばゾーン2への縦パスを通せるだろう。

CBとともに3バック化する選手だが、3節まではデイビスが左HV化する or ウィンクスがサリーするという2択があっただろう。しかし、僕はデイビスが絡む3バック化はイケていない派である。

まず、デイビスが左HV化する場合、ゾーン2で幅をとるのはソンである。これでソンはフィニッシャーというよりラストパサーというタスクの色が強くなる。ソンはフィニッシャーのタスクの方が活躍できるということはたくさんの人が賛同していただけるだろう。

次に考えるのは、ウィンクスがサリーをする場合である。この場合、前述のソンが幅をとることが解決されるのだが、左の幅がデイビスでは攻撃的で無くなってしまうのである。左の幅のタスクとして、ギャップやチャンネルを抜けるソンへのラストパスを出すことや、エリア前へのナナメのパスを出すことや、サイドチェンジを受けてクロスやラストパスを出すことや、オーバーラップをして…など攻撃的なタスクが想定されるがデイビスはどれも得意でないと、僕は思う。

この問題に終止符を打ちそうなのがレギロンの加入である。レギロンは前述の攻撃的なタスクを遂行しつつ守備の不安も少ないだろうと、4節のユナイテッド戦から見て取れた。僕は、今後の左SBのファーストチョイスはレギロンになるだろうと推測している。

また、攻撃全体の狙いとして少ない手数で前にボールを送り、前線の選手の質的優位を生かすことがあるだろう。この狙いがバッチリはまったのが2節のサウサンプトン戦である。ケインのライン間での溜めから抜けるソンへのパスで2得点できた。

崩しの手段として最近目立つのはケインがラストパサーになる形である。ケインがライン間へ降りて溜める(MFラインまで降りることもある)。その間に抜けたフィニッシャーへラストパスを出す。最近のケインはフィニッシャーだけでなくラストパサーやコンストラクターとしても際立っている。

他の崩しの手段としてはサイドからのクロスがある(主に右サイド)。このクロスはマイナスよりSBがエリアの横から上げることが多い。

ポジトラについて

ポジトラで優先的に選択されるプレーはロングカウンターである。エリア前で受けた選手が、前線に抜けるアタッカーにロングパスを出す or 自身がハーフレーンを駆け上がることで得点を狙う。19-20シーズンはロ・チェルソによる後者のシーンがよく見られたが、20-21シーズンはソンの抜けへロングボールを出すシーンが多い。パスを受けたソンはそのままゴールを狙うが、敵DFに足止めされた場合の他の選手の上がりも速く、ロングカウンターで得点を狙う意識がチームに浸透しているのではないだろうか。

ロングカウンターのパサーにパスコースがない場合DFやGKへのバックパスで保持を確立する。19-20シーズンは得点の気配のないゴールからは遠い、サイドレーンを1人で抜ける選手へのロングボールを出してまでロングカウンターにこだわっていた。20-21シーズンはそれがなく、パスが出せない、有効性が無いような場合は保持の確立を目指す。

守備について

ゾーン1~2は4-4-2のセット守備で敵の攻撃を外回しにする。ゾーン2では、SHがハーフレーンに立って敵のハーフレーンからの縦パスを阻害している。敵SBにボールが入ってから敵SBの内を切っている。こうすることで、敵に4-4-2ブロックの中にボールを入れさせず外回しをさせている。

CHは対面の敵選手を前に向かせない意識が強いように見える。対面の選手にボールが入りそうになったらプレッシャーに出ている。CHが早めにプレッシャーに出られるのは、FWやSHの選手が敵パサーのパスコースを制限できているが故であると言えるだろう。

一方で、敵のGK時にはハイプレスを仕掛けてビルドアップを阻害しにいく。まず、ショートパスを受けるCBの縦を切ってサイドへ誘導する。敵のサイドに入った後にはパスの受け手全員をマークすることでパスを出させない。出されても展開させない。ロングボールの出口にもCBを当てることで脱出させないという構造になっている。

ネガトラについて

ネガトラでは4-4-2セットへの移行を目指す。そのために1人がボールホルダーの縦を切りに素早くプレッシャーをかける。その間に他の選手が帰陣する。ゾーン3のサイドで奪われた場合にのみ、前述の守備でのハイプレスをかけ即時奪回を目指す。

終わりに

4節終了時点では、大量得点の試合あり、クリーンシートの試合なしというゲームの内容では安定感のないものとなっていた。しかし、結果を見ると2勝1敗1分であり良いスタートが切れているのではないだろうか。

筆者個人としては、セットプレーや今回薄い内容となってしまったネガトラに注目しつつプレー原則の予測を行なっていくつもりである。

最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事や前回書いたシェフィールド・ユナイテッドのプレー原則について意見お持ちしています!



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